FDM式の3Dプリンタでハンコを作ってみました。SSN WORKSのプロダクトはこちら。
ワークフロー
ハンコのモデリングは非常に簡単。Autodesk Fusionを使う場合は、好きなサイズの円柱を作って面にSVGで用意したハンコのデータを読み込ませるだけです。ハンコ面は反転させてください。高さは50mm程度にしました。今回はサイズは16.5mmと認印などと比べると大き目。店舗のスタンプ程度のサイズでしょうか。
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本来は光造形の3Dプリンタで作ると文字がきれいに印刷されるのともっと細かいものも作れますが、機材セッティングが面倒くさいので今回は積層型の3Dプリンタで作ります。3Dプリンタは今回は通常0.4mmのノズルを利用する場合が多いと思いますができる限り解像度を上げたかったので0.2mmノズルを使いました。できる限りハンコの線は0.2mmを超えるようなデザインを利用。ironingを利用してます。
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特に問題なく印刷ができました。
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ビルドプレートがテクスチャなので、印刷面はざらざらしてます。
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ノズルを走らせてプリントするのでironingをかけてもかけなくても若干ざらつきがでてしまいきれいに捺印できないので1000番の耐水ペーパーで表面を整えます。
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直径16.5mmのハンコで、制度は及第点でしょうか。
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完成しました。細かすぎる文字は0.2mmのノズルでも若干厳しくやはり光造形のプリンタでやりたくなりますね。簡易的なハンコであれば簡単にできます。3Dプリンタがあるとオーダーのハンコが量産できるのがよいですね。色々なパターンを作ってもよいですし、同じハンコをたくさん作ってもよいですし。イベントなどでのスタンプラリーとかと相性はよいかもしれません。
あと作ってみてですが、SSNは六角形をよく利用しているのですが、六角形のハンコの持ち手は非常に使いやすいです。ハンコは指3本でもって押印すると思いますので。