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ピアランサス・ゲミナータス(Piaranthus geminatus)は黄緑色のころころしたイモのような枝?茎?を次々と出していく多肉植物です。葉は出ません。イモのようなものは人の指程度の大きさなので、コンパクトでベランダ栽培に向いています。花は星型で濃いエンジの不思議な花が咲く。
ピアランサス・ゲミナータス(Piaranthus geminatus)について
原産地は南アフリカ
原産地は南アフリカ。アフリカというと暑いイメージですが、調べてみると南アフリカと東京で比較すれば東京のほうが「夏は暑くて、冬は寒い」のです。つまり南アフリカの植物は日本(東京)においては、夏は高温障害を起こす可能性があり、冬は凍死する可能性があるということです。
なので、基本的には現地の気候を栽培の参考にするのであれば暑い時期はエアコンのかかった室内に移したほうがよく、冬は室内にとりこまなければいけないということです。
ピアランサス・ゲミナータスを春から秋まで外においてみた
ピアランサス・ゲミナータス(Piaranthus geminatus)を数年育てていますが、イモの位置を調整している程度です。他の植物に液肥を与える時に一緒に与えている。ゲミナータスは小型のイモを次々作り、仕立直しも簡単なので、ひと夏外に置いてみました。雨ざらしでもあります。暑い夏でしたがゲミナータスは東京の夏を耐えました。
鉢を動かしたところ、取れてしまった部分もあります。午前中昼近くに1〜2時間日光の当たる場所に置いていたので、少々日光不足なのか、イモの部分が徒長しているように思いますが、ゲミナータスは丈夫で育てやすいといえます。
ピアランサス・ゲミナータス(Piaranthus geminatus)の成長のしかた
ゲミナータスは上には伸びず、横方向に広がっていきます。上に伸びることを期待して縦向きに植えても結局横に広がっていきます。
新しいイモの下部から根を少しだけ出して、そこに土があるとその根をどんどん土の中に伸ばしていく感じです。根を出してみたところに土がないと根は伸びません。
イモの先端の方の下面から新しいイモを出し、元のイモに近い方の下面から根をちょっと出して土がないか確認している感じで、次々とイモを出しています。
ゲミナータスには気の毒ですが鉢の外に土はなく根を出すことができずに次々と先端に新しいイモを作っていった感じです。
先端のイモの先にたくさんイモを出しているものもあります。いくつもイモを出しても根が出せずに焦ったのか?それとも他の理由か不明です。
こうした一つひとつのイモを植える(置く感じ)と生えてきます。小さすぎるものは無理かもしれませんが試していません。
根が出ている(鉢土の中に根を出していた)小さなイモを1鉢にまとめて植えました。用土はゴールデン培養土1:赤玉土1で植え付けました。
ピアランサス・ゲミナータス(Piaranthus geminatus)を植え付けて水やりをしました。春から秋まで雨ざらしで置いていて大丈夫だったので、水やりに関してはあまり慎重にならなくても良いと思います。元肥は入れませんでした。春と秋に液肥を与える程度です。
植えきれず処分する部分が多くかわいそうなので、これもこれもと植えてしまい、結局3鉢できてしまいました。四角い鉢はプレステラ90型です。
根の出ていないものも植え付けました。このうち1鉢は冬も外に置いて耐寒実験をしてみようと思います。
ピアランサス・ゲミナータス(Piaranthus geminatus)の花
イモのポツポツとしている部分(凹んでいるというのか出っ張っているというのか微妙です笑)からつぼみを出して花を咲かせます。
時期は梅雨の終わり頃や、秋の初め頃です。つぼみが出てきたと思っても原因は不明ですが咲かずに終わってしまうことも多いです。
つぼみは紙風船のように膨らんでいきますが、なかなか咲きません。
幾何学的なつぼみや花に魅せられます。臭いような香りがしますがなんせ花がちいさいのであまり気にしません。でも微妙な悪臭です笑
変化していくカタチ
多くの多肉植物はいつも同じ格好というイメージですが、ゲミナータスはイモのような部分を次々出すので変形していきます。でもそのイモは生命力があり、仕立直しが可能です。蕾(つぼみ)が出たり、花が咲いたときはまた格別です。
ガガイモの販売
現在、楽天市場やYahoo!ショッピングでは「ガガイモ」の取り扱いが無いみたいです。