ユーフォルビア・紅彩閣が枯れた。理由を考察する

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緑の柱に赤いトゲが美しいユーフォルビア・紅彩閣(Euphorbia enopla)、購入して2年になった。はじめは5cm位の高さだったが、2年で15cmほどになり枝も沢山出していた。ベランダで一番日光の当たる時間の長い一等地に置いて赤いトゲがキラキラ光って綺麗だったが枯れてしまった。

春頃から兆しがあり

by Frank Vincentz 標本的な写真

今年の春ごろから、下から4cmほどがベージュ色に変色して木化してきたようでますます元気なのだと思っていた。

6月末から突然30度を超える高温、しかも多湿の日が続くようになりドライヤーの温風のような熱風の日も何日か続いた。

土も乾くし、この暑さで植物もさぞ水分を必要としているのではないかと思い週に1回、鉢底から流れるくらいの水を与え3日に1度位根本に気持ちだけ水を与えていた。

それでもこの暑さの中、元気にしているように見えた。

異変を感じる

枯れた後の写真です

異変を感じたのは枯れる3日ほど前。下の方の綺麗なベージュだった部分がこげ茶色っぽくなってきた。次の日には全体の下半分が黒っぽく変色してしまった。まだ上の方は通常の色でもしかしてこれは枯れるのか?と不安になり、明日にでも上部の枝をとって挿し穂を作ろうと思いつつ外出した。

今思えばその時すぐに枝をとっておけばそれは生き残ったかもしれない。翌朝には全体が黒く変色。あまりにも早い急変に驚くばかりである。

ユーフォルビア・紅彩閣の枯れた原因仮説

6月末から30度を超えてしかも湿度が高い日がずっと続いていた。直射日光の当たる紅彩閣のいた場所はおそらく35度、それ以上の高温だったと思われる。鉢にも半分位日が当たるので鉢土も相当高温になっていたかもしれない。そこに朝方少量とはいえ水を入れれば乾ききる前にお湯のようになっていたかもしれない。

湿度も高かったので逆に水はもっと控えるべきだった。熱中症に注意、水分をとりましょう。というのは動物の話であって、植物には、特に多肉系の植物には当てはまらないのだと反省する。

元気だったのに、急にかれてしまった原因はこれしか思い当たらない。

実は高温多湿が続くようになってから日光のあたるベランダの一等地から日光の量をやや少なめにするため棚の下の段に移したものや、高温多湿がつらそうにみえたものは28度の温度設定でエアコンを付けた室内の窓際に移しているものがある。

6月まで日光の当たる一等地は大混雑だったのに今はアガベの一部とユーフォルビアの一部が数鉢あるだけだ。其の中に紅彩閣もいた。

水やりは難しいと実感する。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。