アロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)の育て方、成長記録

マダガスカル原産のアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)。短めの葉を展開し緑色の肌と赤色のトゲのコントラストが美しい小型種。育て方や成長記録などの紹介です。

アロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)について

アロエ・カスティロニアエの画像1

マダガスカル南西部にあるジョフレヴィルというところの石灰質の岩や険しい崖などに生息しているらしい。2006年に発見された比較的新しいアロエ。

成長は遅く、2-3cm程度の小さく細めで硬質の葉がロゼットを形成しながら伸びていく。コンパクトなアロエですが高さ、というよりは長さが出てくる。海外で大きく育った株の写真を見ると長く育ち垂れ下がり群生のようになる。群生の直径は1m程度にもなるようだ。

この写真の株は株分けの写真で、まだ開花をしていないが、春先と秋口に開花をする。

アロエ・カスティロニアエの画像2

日本にはアロエ・カスティロニアエの名前でいくつかのタイプが出回っている。

この株に関して、詰った硬質の葉、やや薄い緑色に赤い鋸歯のコントラストが美しい。他のアロエの栽培から厳し目の環境よりも緩い環境のほうが葉の色などはきれいかもしれない。ただ枝が伸びるアロエは日照不足になるとだらしない格好になってしまう。

アロエ・カスティロニアエの育て方

水はけの良い用土に植え付ける。有機用土はそれほど必要ないがマグァンプKを混ぜると良い。自分はゴールデン培養土に赤玉土を配合したものを利用している。

春から秋にかけて用土が乾いたら水を与える。真夏の暑い時期は成長が緩まるので表土の乾きと成長具合を見る。涼しくなると成長を再開し、アロエは開花をする株が増えてくるので表土が乾いたら水を与える。

アロエ・カスティロニアエの増やし方

増やし方は株分けで可能。子株がでたら植え替え時に株分けを行う。

アロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)の栽培記録・成長記録

2018年9月4日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)の開花画像
2018年9月4日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)の開花画像

葉の数が5-6枚だったアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)の子株を購入して育てています。

2019年10月18日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)の開花画像
2019年10月18日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)の開花画像

育て始めてから1年半くらいでやや薄いオレンジの花を咲かせてくれました。普通のアロエの花ですね。

2020年5月24日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)
2020年5月24日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)

アロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)は春になって成長してくれています。やはり寒さにはやや弱いですが前シーズンは冬が暖かかったこともあり完全には休眠はせず、葉がくるんと水不足のようになるので1ヶ月に1回程度は表土が濡れる程度に水を与えていました。

去年は午前中の直射日光に当てて育てていましたが今年はお昼から夕方まで棚の2段目で木漏れ日が当たるような場所で管理をしています。新しいアロエ・カスティロニアエの子株が出てくれないかと期待している。

2020年10月4日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)
2020年10月4日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)

ちょうど一年前にも開花していたアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)。やはり花が咲くと可愛らしくなりますね。新しい子株は増えていませんが子株も順調に大きくなってきているようです。アロエ・カスティロニアエはできる限りコンパクトに、そして群生してくれたら嬉しい。

2022年3月19日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)
2022年3月19日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)

前回撮影から約1年半経過したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae)ですが3つ目の子株がでてきました。親株も葉の数が増えてきました。子株で2018年に購入してから1度も植え替えをしていないので4年経過したことになります、今年は植え替えしたいと思う。

2023年9月17日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae) 鉢:SSN鉢 SSN11
2023年9月17日に撮影したアロエ・カスティロニアエ(Aloe castilloniae) 鉢:SSN鉢 SSN11

2023年に5年ぶりに植え替えを行いました。色々なアロエを育てていますが、アロエに関してはそこまで植え替え頻度が高くなくてもよいのではないかと感じています。ただ元肥を入れている場合は切れているので置肥や液肥などを意識したほうがよいかもしれません。あまり大きくしたくないのであまり肥料を与えていないです。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。