Billbergia(ビルベルギア)の用土について

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Billbergia(ビルベルギア)の用土についての考察と紹介。ブロメリア科の植物でタンクブロメリアというタイプで筒の中に水を貯めてそこから水分を補給していると言われている。根っこは着生の為となっているようだ。

Billbergia(ビルベルギア)の用土について

ヤシガラチップ(ベラボン)や水苔、軽石のみなど様々な環境で育てている人がいる。また流木に着生させている人もいる。それぞれ好みの方法で植え付けてもきちんと育成できているということはあまり用土は関係ないのかもしれない。

ビルベルギアの植え替えタイミング

写真はホヘンベルギアですが、風に煽られて棚の上からダイブしました、中の水が飛び散っているのが痛々しいです

植え替えタイミングは、成長して鉢のサイズに株が合わなくなったら植え替えるようにしています。適切なタイミングと適切な鉢のサイズはいまだによくわからないですが、根からの栄養補給や水分補給がメインではなく筒に貯めた水から行っている場合は頻繁な植え替えは不要だろう。株のサイズとの兼ね合いで実施している。株のサイズが鉢に合わなくなると風で倒れたりします。

上の写真は左(Billbergia ‘Beadleman’)が4.5号鉢、右(Billbergia ‘Darth vader’)が5号鉢です。Beadlemanは若干株と鉢のバランスが悪いと感じます。

用土の選定と配合

自分の栽培環境では、ビルベルギアを植え付ける場合、現在は赤玉土(中粒)と軽石(中粒)を1:1で配合したものに植え付けている。中粒の理由は通気性で、水やり頻度が少ないので赤玉土を入れて多少の保水性をもたせる理由。肥料などは入れておらず気になる人は置肥もしくは液肥を与えると良いと思います。液肥は稀に与えていますが気休め程度です。

以前は水苔のみで育てていたことがあるが、自分は水やり頻度が少なくカラカラになってしまうと水を吸わせるのが面倒くさいのと植替えの時に古い水苔を外すのが大変なので水苔の利用をやめた。ビルベルギアもホヘンベルギアもこの用土で統一をしているが問題なく育っている。

根詰まりによる育成不良が起こりにくいとするのであれば、赤玉土自体は硬質な物を利用しても数年で崩れてしまうことを考えると軽石単用などを用いるのがメンテナンス性が良いかもしれない。今後実験をしてみたいと思う。

用土による違い

よく販売されているものを見ると、ヤシガラチップを使用しているケースが多くみられる。上記はヤシガラ単用で育てたケース。自分が利用している用土に比べると軽量で鉢自体が扱い安い。ただし株が大きくなると重心が上がっていき鉢が軽いため風によって固定していないと倒れてしまうケースが多い。

軽量であるというのと、ヤシガラチップをビルベルギア以外に利用しないという点から自分は利用を見送っている。

上記は、普段自分が利用している配合の赤玉土(中粒)と軽石(中粒)を1:1で配合したもので育てたケース。株の大きさが違うので比較が難しいが、どちらもきちんと根張りをしていることがわかる。ヤシガラ単用のほうが若干保水がありそうな気がするが見た目でわかりにくい。赤玉土と軽石の場合はプラ鉢に入れていても比較的すぐに乾きます。

軽石や赤玉土のほうががっちりと着生しているように見えます。今後いくつかの実験をしてみたいと思う。

軽石単用と一般的な多肉植物用の用土での実験

検証中…

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。